ぐるなびには載らないであろう店1

結構大きなサイトの方のアンテナに登録していただき、ポチポチ見られてるみたいなので嬉しいです。
そのうち「アナフラニール」と検索すればgoogleさんも一番上に出してくれるんじゃないでしょうか。
メルヘンでメンヘルな方々がこのサイトにたどり着くのが今から楽しみです。


さて、若返りとか鬱について書くとか言うときながらそんなことはほったらかし、
今回から「絶対ぐるなびには載ってねー」というような飲食店さん探検シリーズをしたいと思います。
タニさんはシリーズが好きです。飽きたらすぐやめます。


名誉あるそのシリーズの第一号店に選ばれたのは、近所にあるラーメン屋「楠竜」さんです。
今の土地に住んで約一年なわけですが、この店に人が入っている所を未だ見たことがありません。


貫禄のある店構え


今まで何回か入ろうとはしていたのですが、「まずいに決まっている」というのが心の大体の部分を支配していたので挑戦できませんでした。
しかしながら入るなら今。
キャバクラに初めて行った時のドキドキを思い出しながらの入店。


中には人のよさそうなおじちゃんがりんごを剥いてました。
ラーメン屋でりんごを剥くおじちゃんという構図自体なんのこっちゃ抹茶に紅茶です。


まずは確認。
タニ「写真撮ってもいーですかー」
おじちゃん「こんな汚い店とってどうすんの!?」
タニ「風流があるじゃないですか」


と、見え見えのお世辞をかましながらコミュニケーション。
おじちゃん「そうねー45年やってるからねー」


45年!!すごい!どう見ても潰れそうなのに!
東京オリンピック開催の時からやってるらしいです。
貫禄すぎた。


ボロボロなメニュー


とりあえずラーメンと餃子注文。
そうすると、何もしないでもおじちゃんがベラベラしゃべりかけてきました。
「息子は教師をやっている」
「息子は甲子園出たことある」
「世の中不景気だねー」
「今年で72歳」
「息子は36歳」
「俺も今でも草野球やるよ。ボーリングのアベレージは160前後」
「高校は○○(誰でも知ってるぐらい甲子園強豪校)」
「毎日走ってるよ」
「テニスもやるよ」
「出会系いサイトってなんなの?」


と、終始元気すぎなおじちゃんペース。
私はというと、ふんふん!はー!ほー!そうそう、出会い系サイトとはほにゃらー!
などと、ペースに負けないようには頑張って返答するのが精一杯。


あっさり系ラーメンだよといいながら出てきたラーメンはチャーシューとねぎのみのシンプルなもの。
ヘンテコリンな粉をラーメン鉢に入れてた気もしますが、味はいたって普通。
うまいわけでも、まずいわけでもない。餃子はちょっと塩辛め。
おじちゃんのインパクトのほうが強すぎたせいか、写真を撮ったのも喰った後という始末。
もちろん食べてる時は、「うまいね!このラーメン!」と言いながら食べました。


喰った後のラーメン


出てきた時点で形がよくわからん餃子


一味違うカウンター


最後は、「今でもエッチするね!月に1〜3回ぐらい!」などとトンでもないことを言い出す始末。
変にびっくりした私は「え!?奥さん以外と!?」とマヌケな返し。
おじちゃんは「あたりまえじゃなーい」
と、目を光らせていました。


「案の定まずかった」みたいな日記を書こうと思ったのですが、
「頑張れば72歳になっても奥さん以外の人と月に1〜3回ぐらいセックスできる」というよくわからない人生の教訓日記になりました。
店にはもう多分行かないと思うけど。


おじちゃん「アクティブに動くことだよ!」



※写真はブログに載せるわーって言うと快く撮らせてくれました。いいおじちゃんだった。