プロレスを楽しもう。

去年彼女にふらてから約1年が経過しました。心がズタズタになった私を救ってくれたのはプロレスとももクロというサブカルクソジャンルの2つです。失恋には友情、努力、勝利がピッタリフィット。今までちっとも見なかったんですけど、30歳超えてからプロレスとアイドルにはまるとはね・・・。そこで今回は新日本プロレスを取りあげて初心者にも楽しめるよう簡単な説明をしたいと思います。アメトーークでもやってたことだし。っていうかプロレスファン暦1年で私も初心者なので間違った解釈はご容赦。


1.ルールを楽しむ。
○階級
まず、プロレスには2つの階級があります。1つはヘビー級100.00キロ以上。もう1つはジュニアヘビー級100.00キロ未満です。体重で分けられているとおり、ジュニアヘビー級はスピードのある試合。ヘビー級はどっしりとしたパワーある試合を見ることができます。


○勝敗
勝敗の決め方は簡単。相手の両肩を押さえつけて、3カウント取ったほうが勝ちです。(ピンフォールと言います)もしくは相手を関節技などでしめつけてギブアップをさせても勝ちですね。後、細かいですけども選手がリング外に出て20カウント数えると負けになってしまうので注意が必要です。


○ロープワーク
ロープを使ってビヨーンと走るのはプロレスだけ。なんでわざわざ走るの?とか野暮なことは言ってはいけません。選手の素早い動きを楽しみましょう。ロープの上から飛んだり、ロープを飛び越えたりと、大迫力の技を楽しむことができます。また関節技で相手を締め上げられている選手がロープをつかむことがあります。これは「ロープエスケープ」となり、関節技をかけている側の選手は技を解かなければなりません。ロープは重要な役目なのです。


○反則
イスを使ったり、相手の急所を攻撃したりですね。もちろん反則です。ただ、プロレスは結構反則に寛容です。レフリーが5カウント数えるまでに反則をやめれば特に問題ありません。しかも、なぜだかプロレスのレフリーは鈍感で反則を見逃しがちです。レフリーが見てない所で反則してる選手を見るのも醍醐味。選手が紐で首を絞められていても、レフリーがあさっての方向を向いてる時も多々あります。「あーーー!レフリー!うしろうしろ!」と叫びましょう。


○ベルト
IWGPというタイトルのついた新日本プロレスのチャンピオンベルトです。ベルトを賭けた試合が度々行われ、ベルトを持っている選手が今現在の団体のトップ選手であり、エース選手ということになります。種類がいくつかあるんですけど、ここでは簡単に2種類紹介します。(2013年6月7日現在)


IWGPヘビー級王座
ヘビー級チャンピオンです。現在はオカダ・カズチカ選手になります。
この選手を見たことがプロレスを見るきっかけになりました。ドロップキックの高さが魅力です。「レインメーカー」という異名がついており、「新日本に金を雨を降らす!」という意味があります。寡黙でふてぶてしい態度が特徴です。と言いつつ、はにかむことも多し。そこがまたカワイイのか女性にも大人気!プロレスラーなのに話さなくて大丈夫なの?というのは安心。オカダ選手の横にいるバンダナで目が隠れちゃってる外道選手がマネジャー。全部変わりに話してくれます。決め台詞は「特にありません」

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オカダ選手。なんと50mを5秒台で走る脚力。  外道選手。オカダ選手の横で「レヴェルが違うんだよレヴェルが!」とオカダ選手を鼓舞。


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とんでもないドロップキック


選手プロフィール

http://www.njpw.co.jp/data/detail_profile.php?f=778
http://www.njpw.co.jp/data/detail_profile.php?f=035


IWGPジュニアヘビー級王座
ジュニアヘビーのチャンピオンです。現在はプリンス・デヴィット選手になります。
手を翼のように広げるイケメン人気レスラーなのですが、ここ最近毎日に嫌気がさしたのか、twitter上の他のレスラーにケンカを売りまくり、俺はリアル・ロックンローラーだ!のようなこと叫んですっかり悪者になりました。

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プリンス・デヴィット選手。悪い顔してるな〜。


選手プロフィール

http://www.njpw.co.jp/data/detail_profile.php?f=157


2.お約束を楽しむ。
プロレスラーにはベビー(正義のプロレスラー)とヒール(悪のプロレスラー)がいます。
会場ではベビーには声援、ヒールにはブーイングをしましょう。また、プロレスには色々な「お約束」があります。それを知っているとより一層楽しめます。みんなでいっしょに叫びましょう。※こういう流れを「ムーブ」と言ったりします。アイドルを応援する時に決まり文句の「コール」がありますが、それみたいなもんです。


小島聡選手の「いっちゃうぞエルボー」
小島聡選手が相手選手をコーナーに押さえつけ、チョップを連続で出し始めたら合図です。チョップ終わりに会場のみんなで「よーーーし!」と叫びます。相手選手を反対コーナーに投げつけてーーの、エルボー!その後に小島選手が人差し指を高く掲げます。みんなで叫びましょう。
「いっちゃうぞ!バカヤロー!!」


矢野通選手の「Y.T.R」
矢野選手は極悪ヒールレスラー。相手の髪を引っ張って後方に倒したら合図です。矢野選手が両手の親指を自分に向けて左右に動かします。この動きに合わせてみんなで叫びましょう。
「ヤノ・トー・ルー!!」


鈴木みのる選手の「風になれ」
鈴木みのる選手の入場曲が歌手、中村あゆみが歌う「風になれ」です。お約束は簡単。入場曲のサビの終わりの「風になれ」に合わせてみんなで叫びましょう。
「かっぜに〜なれ〜!!」


棚橋弘至選手の「愛してま〜す」
これは棚橋選手がメイン試合で勝利した時にやります。棚橋選手の勝利のエアギターが終わった後、「それでは〜(会場の名前)みなさーん!」とグーのポーズを作った時が合図。合わせて叫びましょう「あいしてまーーーす!」なお、本人曰く「生まれてから疲れたことがない」らしく、試合が終わった後もリングを1週して、全員とハイタッチ&ハグ。嘘でしょ!?っていうぐらいファンサービスをします。オカダ選手と同じぐらいの大人気の選手です。


3.必殺技を楽しむ。
各選手にはその技が決まると3カウント取れる!!というような必殺技があります。この各技が決まるとみんなで3カウントの大合唱をしましょう。逆にこの必殺技で決まらなかった時も相手の頑張りがスゴイということで大声援!大いに盛り上がることができます。


オカダ・カズチカ選手の必殺技「レインメーカー
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真壁刀義選手の必殺技「キングコング・ニードロップ」
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棚橋弘至選手の必殺技「ハイフライフロー」
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プリンス・デヴィット選手の必殺技「ブラディ・サンデー」
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田口隆祐選手の必殺技[どどん]
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これは蛇足かもしれませんが、ロープの上からの技は「スワンダイブ式」、コーナーの上からは「雪崩式」、リングのロープ外の狭い幅での技は「断崖式」というような名前がつきます。


4.ストーリーを楽しむ。
実はここが1番楽しいのかもしれない・・・。こればっかりは1回限りのプロレス鑑賞ではわからないのですが、プロレスは「点」ではなく「線」だと言われおります。続けて見てると、選手同士の因縁などがわかり、ストーリーやマイクアピールを楽しむことができます。例えば下の動画の最初の3分間だけ見てください。矢野通選手と棚橋弘至選手の負けたら坊主、髪切りマッチのプロモーションビデオです。これ見るだけでも2人の因縁がよくわかりますね。



5.みんなで楽しむ。
他のスポーツもそうだし、当たり前のことなんだけど友達と大勢で見ると楽しさ倍増です。選手がコミカルな動きをしてて笑いを起こすもよし、ヒール選手のずるい攻撃にブーイングするもよし、ジュニア級選手の飛び技に歓声を上げるもよしです。周りの目なんか気にせず、大きな声をあげて選手を応援しましょう。


それでは最後は天山広吉選手と小島聡選手のタッグ・チームテンコジ警察が、極悪レスラー矢野通選手に金的(急所攻撃の反則技)でベルトを取られ、言い訳が「タマタマ」って言ってる動画で終わりたいと思います。みんな!プロレス見ようぜ!